半導体不足で話題のトランジスタって何?どんなものに内蔵されている?

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半導体不足が問題になっている昨今。そんな半導体の中でも私たちの身の回りにある製品によく使われていて、ダイオードと並んで半導体の基本であるトランジスタ。今回はそのトランジスタについて解説していきます。

  • トランジスタとは?

電気の流れをコントロールする半導体素子で、電子回路において信号を増幅、またはスイッチングすることが出来ます。

  • トランジスタの仕組み

トランジスタはP型半導体とN型半導体を用いて、NPN、もしくはPNPの順で接合した素子です。

ベース(B)、エミッタ(E)、コレクタ(C)という3つの端子の種類があり、ベースに電流を流すことがスイッチとなり、左右にあるコレクタとエミッタにも電流が流れる仕組みで、それによって電流を流したり止めたりすることが出来ます。

  • 何に使われている?

トランジスタは非常に便利な半導体部品で、私たちの暮らしを支えるさまざまな電化製品に使われています。下記は一部例にしか過ぎず、トランジスタが使われていない電化製品を見つける方が難しいと言われているほどです。

スマートフォン

パソコン

ロケット

ラジオ

マイク

レコードプレーヤー

ステレオアンプ

  • どんな種類がある?

基本的にはトランジスタは3種類あり、バイポーラー型、電界効果型、絶縁ゲートバイポーラー型に大きく分けられます。

製品としては下記が一部例です。

バイポーラトランジスタ 

ダーリントントランジスタ(ダーリントンペア)

IGBT (絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)

ユニポーラトランジスタ

フォトトランジスタ

MOSFET(モスフェット)

JFET (接合型電界効果トランジスタ)

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