ヱヴァ(新劇場版)アスカはなぜ「惣流」から「式波」へ名前が変更されたのか?苗字以外の設定変更とは

ヱヴァンゲリヲン(以下、エヴァ)の大人気キャラクター・アスカ
旧劇場版までは惣流(そうりゅう)・アスカ・ラングレーという名前だったのですが、新劇場版からは式波(しきなみ)・アスカ・ラングレーという名前に変更されました。

fa-checkなぜアスカの苗字が変更されたのか?
fa-checkそれに伴って物語の設定にどのような影響が出てくるのか?

その理由をまとめました!

GUからメルマガ来たんだけどアスカちゃんはいつ苗字が変わったの?? pic.twitter.com/9E6hrms0o6

— なな (@Lvant_Jumal) March 13, 2018

惣流から式波へと苗字が変わったアスカ。
実はこの苗字が変わった理由について、庵野監督はこのように語っています。

『新劇場版』ではEVAパイロットの設定を旧作とは変えています。
なので、アスカも惣流から式波へと変わっています。
(中略)整合性をもたせるのには名前も変えた方がいいだろうと。

ただ単にアスカの苗字だけが変わったのではなく、パイロットの設定変更に伴って変更がかかっていたのです。
では、アスカの苗字の由来変更されたパイロット設定とは何なのでしょうか?

#今日もフネの日
1957年の今日は、護衛艦あやなみの進水日です。あやなみ型ネームシップ。三菱重工業長崎造船所製。自衛艦として初の全面的な縦肋骨方式を採用。また船体後部に”オランダ坂”を持つ長船首楼型となり、以降拡張期の海自護衛艦デザインの嚆矢に。1986年除籍。画像出展海自HP pic.twitter.com/59lDsh2N4o

— 酒樽 蔵之介 (@KulasanM) June 1, 2017

庵野監督は、キャラクターの名字は海上自衛隊の「あやなみ型護衛艦」から来ていると過去のインタビューで答えています。

「あやなみ型護衛艦」にはいくつか同型艦(同じ型・性能で作られた艦)が存在し、その艦名からキャラクターに名前をつけたそうです。

あやなみ型護衛艦(同型艦) EVAパイロット
あやなみ 綾波レイ
いそなみ
うらなみ
しきなみ 式波・アスカ・ラングレー
たかなみ
おおなみ
まきなみ 真希波・マリ・イラストリアス

アスカの苗字を「惣流」から「式波」にすることにより、レイやマリと同じ護衛艦由来となり、名前設定に整合性が生まれるというわけです。

同型艦といえば、記載した通り「同じ型・性能で作られた艦」のことです。
そして、エヴァではクローン人間を作る技術があります。
「あやなみ型護衛艦」の同型艦から名前が名付けられたということは、レイだけではなくアスカやマリにもクローンが存在するのではないかと考察されています。

そっか……私、笑えるんだ【式波•アスカ•ラングレー】 pic.twitter.com/J9U1ay03LO

— エヴァbot (@takatanien10) June 13, 2020

はっきりと公式で明言はされていませんが、数多く存在する考察の中で多くの人が触れているのが「パイロットとエヴァの関係」です。

旧劇場版まではパイロットとエヴァは「親」と「子」という関係性です。
これにより同調(シンクロ)ができるようになり、エヴァを操縦できるという考えでした。

一方、変更後のパイロットとエヴァの関係性は「魂(パイロット)」と「肉体(エヴァ)」という関係になっているのではないかと言われています。
しかし、これだと「EVAパイロットになる条件は母親のいない14歳の子供」という条件の重要性が疑問視されます。
母親の有無はもう関係がなくなっているのか、そこはまだ謎に包まれています。

エヴァ序破急を通しで見てた
綾波ユイさん、UR級に強そう pic.twitter.com/5HLfu2n1LR

— T @ M A @燻製ワルキューレ (@TAMA_SC430) May 1, 2020

また、新劇場版ヱヴァンゲリヲン:Qではシンジの母・ユイの旧姓も変更されていることが判明しました。

旧劇場版では「碇ユイ」「六分儀ゲンドウ」が結婚し、碇姓を使用していました。
つまり、婿養子に入った設定です。

しかし、新劇場版では「綾波ユイ」「碇ゲンドウ」が結婚して碇姓を使用していることに変更になっていたのです。

2人の子供であるシンジは「碇シンジ」のままですが、旧劇場版のように母の姓を名乗っていたとすると「綾波シンジ」が生まれるわけです。
少々強引ではありますが、これによりEVAパイロットのシンジ、レイ、アスカ、マリの全員が「あやなみ型護衛艦」の由来に入れることができます。

あやなみ型護衛艦(同型艦) EVAパイロット
あやなみ 綾波レイ・綾波シンジ
しきなみ 式波・アスカ・ラングレー
まきなみ 真希波・マリ・イラストリアス

もしくはレイ、アスカ、マリの3人(船)を「碇」何かを繋ぎ止める・停止させる役割という考えもできますね。

なんだか楽になったわ。誰かと話すって心地いいのね。知らなかった【式波・アスカ・ラングレー】 pic.twitter.com/tQd88RdOu5

— エヴァbot (@takatanien10) June 9, 2020

現段階でエヴァの作中や庵野監督の言葉で物語にどのような影響があるかは具体的に語られていません。

しかし、伏線である可能性は高いでしょう。
一部では詳細が語られていない「エヴァの呪縛」との関係があるのではと考察されています。

2020年に公開予定の「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」で少しでもこの伏線回収もしくは詳細がわかる展開があるかもしれませんね。

「あんたバカァ?」 【式波•アスカ•ラングレー】pic.twitter.com/eBOIY7xvhn

— エヴァbot (@takatanien10) May 18, 2020

また、名前だけではなく旧劇場版と新劇場版ではアスカの性格にも変更が見られます。

まず、旧劇場版の惣流・アスカ・ラングレーといえば、母親のトラウマを持つ姿が印象的でした。 基本的には明るい性格でしたが、自己中心的なところもあり周りを見ずに突っ走ってしまう部分もありましたね。

加持リョウジに恋心を抱く描写もありました。

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